りっこのママブログ

5歳差兄弟の育児日記

6歳長男の発熱腹痛下痢【カンピロバクター】

ひと月ほど前の話になります。ゴールデンウィーク前半スタートの間際に長男が発熱と腹痛を伴う下痢で大騒ぎをしました。

 

まず水曜日の夕方からお腹がチクチクすると言い始め、23時頃に発熱し39度3分。子供はコロナでも胃腸炎のような症状がでると聞いたことがありました。もしかしてコロナ??の文字が頭をよぎります。

とりあえず自宅にあった冷えピタと、氷枕で夜を越しました。

 

翌日も解熱することなく腹痛と下痢症状。熱も39度あるのでかなり辛そう。

ホットミルクだけは飲んでくれました。

小児科を受診し、コロナの抗原検査を受けたところ陰性。その他にもアデノウイルスの検査、盲腸の検査(血液検査)をうけましたが、どれも陰性。

 

くだされた診断は「胃腸炎」でした。

処方されたのは整腸剤と38度5分以上でたら飲む解熱剤。

極稀に盲腸の症状の出始めだと血液検査の結果に現れないことがあるそうで、このまま腹痛が続き飲み物も取れず、腹痛で動けなくなるほどグッタリするなら救急病院を受診するようにとのアドバイス。

 

この時点では「なーんだ、お腹にくる風邪だったか。コロナでなくてよかった。先生丁寧に色々調べてくれて感謝だな」としか考えていませんでした。

 

帰宅して解熱剤を飲むと熱も下がり、夜にはうどんを食べられるように。

その後、金曜日、土曜日の夕方までは本調子ではないものの自宅で映画をみたり、ちょっとした散歩にでかけたり、食事も細々と、、下痢は続いていたものの復活の様子を見せていました。

 

ところが、、、、、、

 

小児科受診から2日経った土曜日の夕方からまた熱が上がり始めます。

38度を越え、また「お腹がチクチクするー!」と大騒ぎ。解熱剤を飲みましたが明け方には40度に。

 

どうにか眠れたものの翌朝(日曜日)もお腹が痛くて泣いてわめいて大騒ぎ。下痢も続いています。

小児科の先生の言う【ぐったり、歩けない】とは程遠いけれど、これだけ痛がっているのなら救急病院に連絡してもいいだろう。迷った結果、近所の都立病院へ電話しました。

 

都立病院救急受付の電話から、小児科に電話が繋がり、水曜日から今日までの経緯を説明すると「すぐ来ていいですよ!」と言ってもらえました。

コロナの影響で保護者付き添いは一人まで。夫が付き添うことになりました。

 

最初に受診した小児科の血液検査の結果を持参したので、四日間の数値の推移を比べてもらいましたが異常なし。

尿検査、検便をしました。

 

問診では保育園で流行っている病気の有無や、ごく最近食べたもの。お刺身などの生モノや鶏肉、生野菜について聞かれたようです。

うちはまだお刺身は食べさせたことなく、スティックきゅうりは好きでよく食べていたけれどお医者さんの中では生野菜よりも、日曜日に食べた「チキンステーキ」が怪しい。となったようです。

保育園でも特に目立った感染症はありませんでした。

 

研修医の先生含め、早朝だった関係で夜勤と日勤の先生四人に診ていただいて、外科的な疾患はなさそうだという診断。

血糖値が下がりすぎていたので、点滴を打ってもらいました。

 

点滴を打ったところ、夫いわく「みるみる機嫌もよくなり、元気になった」そうです。

水は飲ませていたので脱水症状は心配していなかったのですが、アクエリアスやオーエスワンを飲みたくないと飲んでいませんでした。先生にはとにかくこういうときは「糖分」も大切なので飲みたがらなければ本人の好きな甘いジュースならなんでも与えていいと言われました。

アイスクリームでもいいそうです。

 

ともかく、低血糖状態から脱して元気になったようです。

 

お昼すぎには帰宅。 

こちらが拍子抜けするほど、すっかり元気になって帰ってきました。あのとき救急病院へ電話しなければまだ痛かっていたかとおもうとゾッとします。

 

病院からは引き続き小児科から処方された整腸剤を飲むように。とのことで新たな薬の処方はなく、次の診察が必要な場合はかかりつけの小児科へ行くように。救急病院での対応はここでおしまい。と言われました。

検便などの結果は、GWの祝日で結果が出るのに時間を要する。何のための検便かというと後々また腹痛が現れた時にすぐに対応できるように採ったとのことで、よっぽど稀な菌がでなければこちらからは連絡しません。

とのことでした。

 

もうすっかり元気になって、GWも楽しんで連休明けの月曜日。

なんと、救急病院から電話がかかってきました。

 

検体から「カンピロバクター」が検出されたとの報告でした。

先生との問診でなんとなくそんな話がでていたので、やっぱりな、という思いと、よっぽど出ない限り連絡来ないはずが連絡いただけたのでびっくりでした。

 

ご連絡頂いた理由は、千人に一人程度の確率でギラン・バレー症候群になる子がいるそうです。三、四週間後に手脚に力が入らなくなったり、痺れたりしたら直ぐに病院へ連れて行くように。時間が経ってから症状が現れるので、注意して見守ってください。とのこと。

 

とりあえずもう3週間経過しましたが、そのような症状は出ていません。

カンピロバクターにしても、鶏肉を食べてから3日も経ってから症状がでましたし、潜伏期間の長さが特徴的です。うちの子の場合は抗生剤などを飲むことなく「整腸剤」と「安静」と最後の低血糖の点滴だけでなおったのでほぼ時間の経過とともに自力で治ったので軽症の部類に入るのかもしれません。

 

件のチキンステーキは、自宅でわたしがヘルシオのスチームオーブンで焼きました。

家族四人で食べたのに、長男にだけあたったのが不思議でならないのですが、わたしの仕事が始まって生活リズムが変わって疲れていて免疫力が落ちていたのかもしれません。

 

鶏肉にはよく火を通す!!!!はもちろんですが、季節の変わり目や生活リズムの変化には気配りが必要だなぁとつくづく感じた出来事でした。