最近、こんな本を読みました。
自然の中にいるだけで、認知能力が上がる。血圧が下がる。脳がリフレッシュして心地よくなる。
心に傷を負った人が前を向けるようになったり、問題行動を起こしていた子供の心が落ち着いたり。
森の中にいるだけで、風の音や鳥の声を聞き、緑の匂いをかぐと幸福感を味わえ、脳の機能が上がるというのです!
一年に一度ハワイに行くのが最高のリフレッシュ!!になるのはそういうことだったのですね。
そして、長男が赤ちゃんの頃から不思議に思っていたのですがグズグズして泣き止まないとき、屋外に出ると泣き止んだりしますよね。それも人間は元々外にいる生活をしていたから屋外にいるのがスタンダード。というので腑に落ちました。
外の空気にあたり、鳥の声を聞いたり、風を感じるのが赤ちゃんも気持ちがいいのですね〜。
さて、せっかくこんな素敵な本を読んだので生活にぜひとも取り入れたいところ。今すぐできることは何だろう?!
ということで。
歩いていける森に通うことにしました。
文京区白山にある東京大学大学院理学系研究科の附属施設小石川植物園の年間パスポートを購入しました。
一回の入園料は大人500円なので、もともとそこまで高額ではありませんが、年間パスポートは2500円で一年間いつでも入れるので、より気楽に出向くことができるようになります。
購入には3✕2.4cmの顔写真を持参するだけで、即日で発行してもらえます。(入場時に申請し、退園時に受け取る)
子供は小学生までは無料なので、夫と二人分購入しました。(お支払いは現金のみです)
小石川植物園は日本で一番古い植物園で、珍しい植物や、数々の発見に寄与した植物など貴重なものが沢山生息しています。なので、ボールやシャボン玉など植物を傷つける恐れのあるものは持ち込みできません。もちろん、公園ではないので遊具もありません。
けれども、レジャーシートをひいてピクニックをするのはOK!(酒類の持ち込みは禁止、ゴミは持ち帰り)
なのでお昼前ごろでかけていって外でお弁当を食べるには最適です。
お昼を食べたら、森の中に探検へゴー!!
森の中でも注意があります。
どんぐりやら、珍しい実、かわいい葉っぱ。たくさん子どもたちの喜ぶものが落ちていますが、持ち帰りは禁止です。
なので、拾ったら帰りに全部リリースします。(親にとっても有り難いルールです)
森の中は普段まちなかでは見られないような大きな木がいっぱいあります。外国に来たような気分になれますよ。
カリン林ではカリンの実がたくさん落ちてきました。(11月上旬頃)
匂いをかぐといい香り。
緑の深いところは子供の背丈も隠れるほど。冒険感高まります!
この森の中は完全にオフロード。ベビーカーでも行けなくはないけれど、ガタゴトガタゴト大変です。ましてや上の子までいると、ついていくのがやっとです。
谷の下にある池に折りたい場合はスロープがないので降りられません。森に入るときは抱っこ紐がオススメ。
小石川植物園はものすごい傾斜のある斜面の上にあるのです!
森の中ではヨガする人や、読書している人、大きなイーゼルをだして絵を描いている人もいます。森の中のお気に入りの場所で好きなことをする心地よさが伝わってきます。
森の中で、自由に過ごせるっていいな〜
同じことをするのでも、家でするのと、森でするのでは気分が違ってきますよね!
本当は電車に乗って小旅行しつつ、自然を感じられたらいいのですが、普段の生活のなかでふらりと立ち寄れる。こんなスポットが皆さんの自宅の近くにもあるかもしれません。
小石川植物園は最寄り駅は東京メトロ丸の内線の茗荷谷駅か後楽園駅でそれぞれ子連れだと徒歩15分ほど。
あとはバスだと白山二丁目で降りて徒歩3分ほどです。
結構広いのに入口出口が一箇所しかないので遠回りになってしまったり、多少不便はありますが商業目的の施設ではありませんのでそこはご愛嬌です。
よちよち歩きの小さな子供連れの方を多く見かけます。
これから寒くなるとどうしても屋外に出るのが億劫になりがちですが、この年間パスポートと温かいコーヒーを持って森のお散歩を楽しみたいと思います。