りっこのママブログ

5歳差兄弟の育児日記

【生後2時間】NICUに連れて行かれてしまった次男

病院到着後1時間50分で生まれてきた次男。

 

あっという間に、スッポーンと生まれてきてくれてお産は大成功!!!

会陰切開もせずに済んでしまいました。

 

こんなにも簡単に?!生まれてくれて楽勝! と、調子にのっていたのも束の間。

 

生後2時間の小児科医の検診にて、羊水が肺にたまっている。酸素の取り込み量が不足しているとのことでNICUへ連れて行かれてしまいました。

 

生まれてきた時の元気な産声、その後の肌の様子を見ても特に具合が悪いような様子もなかったので、すぐに戻ってくるだろうと軽い気持ちで考えていましたが NICU への入院は最短でも3日かかると医師に告げられました。 まず酸素濃度を30%まで上げてある保育器に初日(当日)入りました。

翌日は酸素濃度を25%まで下げた保育器に。

さらにその次の日は酸素を入れない状態で保育器に入ります。そして最後に保育器から出てコットベッドで一日を過ごし問題なければ母子同室で一般病棟に出て来られるということです。 なので実質生まれて4日目にならないと出て来られないということ。

母子同室でひたすらオムツを替えて1日8回の授乳とおっぱいを出すための搾乳を繰り返さなければならない。眠れない入院生活を覚悟していた私には、赤ちゃんが同室でないというのはこんなに楽をしていいのだろうかという気持ちになりました。

陣痛の時間も短かったし、会陰切開もしてないし、身体の疲労や痛みが長男の時とは比べ物にならないほどありません。長男のときは下半身が痛すぎて腰を曲げてお婆さんみたいに歩いていたし、円座が無いと座れなかったのに!?今回はこのまま歩いて帰って日常生活戻れそうなくらいパワーが残っています。

 

さて、本来このコロナ禍でなければ NICU での面会は入院している母親であれば結構自由にさせてもらえる様子ですが、コロナ対策で一日一回30分までの赤ちゃんの面会と決められています。 時間も他の患者さんと重ならないように厳密に予約時間が管理されています。その決められた時間に婦人科の病棟で預かってもらっている搾乳した母乳を持ってNICUへ行くのです。

 

思いがけずラッキーだったこととしては、この入院する五日間の間に父親は全く次男に会える予定ではなかったのですが、 NICU のルールは婦人科の病棟ルールとは違ったので15分だけですが赤ちゃんと面会することができました。

予想外だったのはNICUはスマホの持ち込みが不可でデジカメでないと撮影できなかったこと。命に関わる機器に不良が起こらないようにとのことでしたが、我が家はデジカメ持ってないので撮影はできませんでした。次男は先生が仰ったとおりの最短の期日で一般病棟に出てくることができました。 が、いつの間にか黄疸の数値が上昇してしまい、本来であれば酸素の問題をクリアして問題なし、となっている予定だったのですが黄疸の数値がギリギリであるという新しい問題を抱えてしまいました。 幸いにも退院するにはギリギリの数値が最終日に出たので良かったのですが危うく次男だけ今度は gicu 延泊になってしまうところでした。

 

最後の一泊を母子同室で過ごし助産師さん直接授乳するテクニックを次男にも授けていただき目標通り母子ともに同日に退院することができたのでした。

 

生まれてきて呼吸が浅くて酸素が足りなくなるという状態は、結構な頻度で見られる現象だそうです。

うちの子の場合、安産であっという間に生まれてきたのはよかったですが陣痛の時間が短かったために、赤ちゃんが外の世界に出る準備が充分でなく呼吸をするのを忘れてしまったようです。わたしは痛い時間が少なくてよかったけれど段階をおっての「陣痛」は意味のあるものなんだとつくづく感じたのでした。