妊娠25週の終わりに受けた妊婦検診。
赤ちゃんのエコー検査が終わり、赤ちゃんは無事に週数相当の発育。羊水の量も問題なし!!元気いっぱいですね!!!とお墨付きを頂いたところで、、、
内診台に乗ると、兼ねてから心配されていた子宮頚管の検査で引っかかってしまいました。
先週まで3.3cmあった子宮頚管が2cmしかない??!!!!
先生もびっくりして、「うーんこれは、、、」と言葉を失っている様子。
急激にこんなに短くなってしまうなんて!
もはやわたしには一刻の猶予もないという様子で、検診を受けているレディースクリニックの院長先生が直接分娩予定の都立病院へ連絡し、救急外来で受診できることに。
都立病院へのアクセスは歩いて15分ほど。
普段なら歩いていく距離ですが、とにかく「タクシーに乗ってください」と言われタクシーで移動。
お昼ごはんを食べる間もなく、病院へ。
そして、必要書類を記入してまた内診台に。
そして赤ちゃんの心拍と、お腹のはり具合を測定する機械をつけて30分の測定。
エコー検査、、、次々と検査をしました。
結果、私自身にはあまり自覚症状がないみたいだけれど「お腹が張っています。」そして、、、「お腹が張っていると赤ちゃんの心拍数が落ちて苦しくなっています」!!!!!!!!??!!
なんと、わたしが我慢すればいいだけでなく、赤ちゃんが苦しくなっている!??
それは大変です。
ただ事ではありません。
ただ事ではないけれど、うちに4歳の長男がいる以上、わたしは家に帰りたい!!
そして、幸いなことにうちはこの都立病院から徒歩3分の距離。
絶対自宅で安静にしてますーとか言ったけど、入院撤回は無理でした。
まだ25週では赤ちゃんのサイズは850g程度。あと2キロは大きくならなければならないのです。
もし、仮に生まれてしまったら救命はするけれど、合併症や障害が残る可能性もある。
絶対にお腹の外に出すわけにはいきません。
4歳の息子も大事だけれど、お腹のこの赤ちゃんも同じように大事です。
もう、ここは観念して泣く泣く入院するしかありませんでした。
夫と、職場に連絡し、明日以降出勤できない旨を手短に伝えて。
入院手続き。
そして、さらにレントゲンや心電図の検査。
もはや自分の足で歩くことさえ許されず、車椅子での移動です。
あっという間に夕方になりました。
今日からわたしが過ごすのはMFICUという妊婦専用のICUです。
リトドリンという張り止めの内服薬を飲んで、安静にします。
毎食ごとに1錠。1日に3錠です。
それで改善されれば一般病棟へ移動できるとのことですが、突然のMFICUだし、個室だし、にびっくりでした。
さっきまで普通に外を歩いていて、お昼ごはんは自宅で在宅勤務の夫とカレー食べる約束していたのに。
6時には息子のお迎えも行く予定だったのに。
もはやこの建物、この部屋から自力で出られません。
入院の荷物は取り急ぎ夫に持ってきてもらい、医師からの説明を聞いてもらいました。(こんなときご近所なのは何より便利なのです。そして、大きめのバッグにまだ早いかなあと思いつつマタニティパジャマなどを入れてあったのは幸いしました。)
医師からは今の状態と、もしもの場合には帝王切開になる。帝王切開時のリスク等の説明がありました。
出産は二度目ですが、前回は自然分娩だったからかこんな帝王切開についての詳細説明
は初めて聞きました。
当面は前述した「リトドリン」というお薬を一日3回飲んで安静にして様子をみます。
それで改善されればよいのですが、されなければ点滴になります。
点滴になってしまうと生まれるまで点滴は外せません=もう、生まれるまで退院不可。
シクシクしているわたしを見て、先生は「うまくいって外来にもどれるといいね」と言ってくださいました。サービスかもしれないけど、3ヶ月先まで帰れないよりは救いの一言でした。
何よりも4歳の息子と離れるのが辛いです。
もっと優しくしてあげたらよかった。
シクシクしながら18:30に朝ごはんぶりの食事をとりました。
お腹の中の赤ちゃんは、何も知らないかのようにポンポコお腹を元気に蹴飛ばしてくれています。
こうして、初めての入院生活は涙でスタートしたのでありました。。。