りっこのママブログ

5歳差兄弟の育児日記

【妊娠22週】21週と22週の間にある命のライン。知っていましたか

いよいよ、道でばったり会った知人に「もしかして、、、、、二人目??」と話しかけられるほどお腹が目立つようになってきました。
お腹の中の赤ちゃんもポコポコお腹を蹴って「ぼく元気だよー!!」と、アピールしてくれています。


6ヶ月も半ばが過ぎ、22週に突入したわけなのですが、このたった数日前の21週と22週の間に見えない命のボーダーラインがあること。ご存知でしょうか?

日本では「母体保護法」という法律のもとで、赤ちゃんが早く生まれてきてしまっても生きのびられる妊娠期間を「生育限界」として定めています。
22週を前にして生まれて来てしまった赤ちゃんは「流産」とされ、延命治療してもらえないのです。
一方、22週以降では何かあった場合には小児科医が立ち会い、赤ちゃんを助けるための救命治療をしてくれます。この超早産で生まれてしまった赤ちゃんも平成29年のデータでは全国で130人が生き延びることができています。
万が一。無念にも22週以降赤ちゃんが無事に生き延びられなかった場合は「流産」ではなく、「死産」とされるのです。
ひとりの命として認められているのか?いないのか?の境界線。
 

本来であれば40週までお腹で成長するのが望ましいのだけれど、妊娠とは私たちの思い通りに行くものでは在りません。
何らかの理由で、お腹の中にいられずに出てきてしまう。昔だったら助からなかった命も、医療技術の発達した現在であれば助かることもあるのではないでしょうか。


体感としましては先週と、今週でお腹の赤ちゃんのキック力は上がっているかもしれないけれど、ウニョウニョ動いていることは変わりなく、「昨日までは助けない。けど、今日からは助けます」というのはどうにも納得できないな〜
と、もんもんとした気分になりました。  

その子によって、成長の度合いも違うでしょうし。
22週以前でも助かる子は助かる。
かもしれない。
可能性はゼロではないのでは?

と、思うとそんな微妙なボーダーラインを設けずにできる限りの救命治療をしてもらいたい。
それでも助からなかったら、諦められるけど「まだ21週だから」という理由で亡くなるのをただ見ているしかない。というのは悲しすぎます。


わたしはとりあえず22週のボーダーラインを超える事ができました。
こっち側に来れたから、安心。ではなくて30年も前に定められたというこの法律、見直ししたほうがいいんじゃない??

と、そのボーダーラインに立ってみて切に感じたのであります。
こういうことって、実際に無事に自分が赤ちゃんを生んでしまうと当事者意識が無くなり忘れてしまうんですよね。
忘れないように、ブログに残しておくことにしたのでした。

日々進歩する医療技術により、ひとつでも多くの命が救われますように。
そして、悲しみに暮れる家族が減りますように。