2020年が始まって早くも20日経っちました。先週末、延期されていた親戚との新年会が行われ、ようやく年初めのイベントが終わったところです。
新年会には毎年楽しみにしていることがあります。
新年のフランス菓子、ガレットデロワ🇫🇷美味しいしゲーム性もあり、大人も子供も大喜びで盛り上がります。
ガレットデロワとは新年に洋菓子店で販売されるアーモンドのシンプルなパイのこと。近年扱うお店も多いのでキリスト教やフランス菓子に詳しくない方でもご存知の方も多いかとおもいます。
キリスト教のエピファニー(公現祭)のお祝いで食される、フランスの伝統菓子です。キリストの生誕はクリスマスの12月25日なのですが、東方の三博士がベツレヘムに到着し、キリストの生誕を公にしお祝いした日がエピファニー。1月6日になります。
キリストが公に現れた日で公現祭。なかなか耳慣れない言葉ですね。
galette des rois 👑王様のガレット(お菓子)
名前からすると凄そうですが、クレームダマンドというアーモンドペーストが入っただけのとてもシンプルな焼き菓子です。
その中には美味しい以外にも秘密が隠されています。
生地の中にFeve フェーヴと呼ばれる小さな小さな陶器のお人形が隠されているのです。
これが、当たった人がその日の王様、お姫様となれるゲームでもあるのです。
カットする時にはファーブに当たらないように気をつけて切る必要がありますが、子供に当ててあげたい時などは逆にフェーヴを見つけておいて、わからないように隠しておいて、そのお皿を渡してあげたりもします。
本気でやる方がエキサイティングではあるのですが、子供の喜ぶ姿は格別に嬉しいですよね。
お店によっては誤飲防止のためにフェーヴは別添えでアーモンドの粒が入っているガレットデロワもあります。
毎年どこのお店で買おうか迷うのですが、今年は東京駅近くにあるVIRON で予約しました。
一番大きなサイズで直径21センチ。
食べる人数16人。。。
足りるか、、、心配でしたが、どうにかone cutずつ行き渡らせることができました。
持ち寄りパーティーだと、他にも食べるものいっぱいあるからこの一口でも充分ですね。アーモンドクリームぎっしり+バターいっぱいのパイ生地なのでカロリーもかなり高いです苦笑
子供たちに王冠だけは三つ用意してあげました笑
可愛い👑
今年は全くどこに入っているのかわからないまま配りました。
子供たちには残念ながら当たりませんでしたが、美味しくて満足した様子でした。
値段は高いけど、お土産に買っていってよかった❤️
子供は美味しいもの、楽しいものはびっくりするほど覚えていてくれるもの。
この遊びを新年会に始めて3回めですが、何も言わなくても「今年は誰があたるかなー!!?なんで王冠3つあるの??当てなくて被っていいの?」と言っていたので、ガレットデロワの趣旨は理解してくれているもよう。
もう少し大きくなったら、キリスト教の公現祭のことも話してあげようかと思います。わかりやすい絵本とかあったらいいのにな。
食べ物を通じて異文化を知る。
食育、食育。と、思いながら自分の食べたい美味しいものを買ってしまうのでした❤️
今年も良い一年になりますように❤️