2014年に結婚。子育てしながらの共働き。フルタイム勤務を見据えてより住環境の良い場所を求めて、現在の自宅へ引っ越してきました。
私たち夫婦はこの街に住んだことに満足していますが「何でここを選んだの??」とよく聞かれるのでそれについてまとめてみました。
条件は
1・通勤時間が30分以内
2・保育園、小学校、病院が近くにある
3・震災時など徒歩帰宅可能地域
4・八百屋さんや肉屋さんなど個人商店が近隣にあること(目に見える人が仕入れ、生産販売しているお店=物価安い)
5・多様な人が暮らしている街
効率よく仕事も子育てもするためにこの5つの条件を夫とたてました。
その後、生まれてきた子供と「ここに住んでてよかったね〜」ということがたくさんあります。1つづつ当たりだった点を解説します。
1・通勤時間30分以内
これは電車の乗車時間ではなくdoor to door で30分という意味です。
電車の乗車時間が30分だと、その前後を含めると1時間前には家を出ないとなりません。
プラス、保育園の送迎時間は保育園の玄関に子供を連れてって「行ってらっしゃい〜」ではありません。
お教室へ行き、タオルやオムツ、前掛けなど1日の保育に必要なグッズをセットをして初めて我が子の手が離れます。手が慣れても5分はかかります。よっぽど自宅から駅の間に保育園が無い限り20分は登園時間に見積もった方がいいでしょう。
電車の本数も重要です。
待てばすぐ来る電車と、一本逃したら10分先までこない電車、、、タイムロスの差がありすぎます。
また、遅延の少ない路線であることも重要。人身事故や車内トラブルで遅延するのは不可抗力。自分が悪いわけではないのに時間が奪われ、ストレスが貯まります。同僚で遅延の多い人が乗っている路線は要注意です。
朝のエネルギー満タンのゴールデンタイムに、無駄なエネルギーを使ってしまうのはもったいなさすぎます!
2・保育園、小学校、病院が近くにあること
1での解説の通り、移動距離が少なければ少ないほど時短になります。
熱が出て呼び出しがかかっても、すぐに飛び込める病院が近所にあるか。はとても重要です。
我が家は週に二回、おばあちゃんがお迎えに行ってくれているのですが、おばあちゃんでも直ぐに連れて行ける場所に小児科、耳鼻科、皮膚科、眼科があります。
赤ちゃんの頃は特に、目ヤニが出たり、肌荒れがあったり、中耳炎にかかったり。小児科ではなくて専門科の受診が必要なことが結構ありました。
トラブル時、○○病院へお願いします。と一言で連れて行ってもらえたのはとても助かりました。
3・震災時の徒歩での帰宅可能地域
2011.3.11の東日本大震災。
当時、わたしは職場から6kmの場所に住んでいました。
道も分かるし、歩ける距離でしたが、当時は一人暮らし。家族が待っているわけでもないので職場に泊まり、翌昼電車で帰宅しました。
息子がいる今。「帰らない」選択はできません。保育園の先生にだって家族がいるのですから、必ず迎えに行かなければなりません。
今の自宅と職場は当時と同じ6km。Googleマップで徒歩1時間30分と出てくる距離です。道も大通りを通れば迷うことはありません。被災して道路が歩きにくくても3時間あれば迎えにいけるかな、と予想しています。
これが県外ですと川を渡るという関門があります。311当日、川を渡るのに苦労したという近県から通勤している人の話を聞いてから絶対に地続きの場所にしよう。とわたしは決めています。
考えすぎかもしれませんが、いざという時の備えても大事です。
4・個人商店が近くにある
近年、大型スーパーやショッピングモールの対等で商店街が激減。売る人、作っている人の見えないお店ばかりになってしまいました。
地方では大型ショッピングモールの出店で駅前がシャッター街に、、、という光景をよく見かけます。
結構驚かれますが、東京には意外と古くからの商店が残っています。
息子には八百屋さん、お魚屋さん、お肉屋さんでの買い物。また、外食するのでも大手チェーンではなくて個人オーナーのお蕎麦やさんや焼き鳥屋さんで食事をさせたいと考えています。
普段はネットスーパーでの買い物が基本でも、生鮮食品は専門店でおばちゃんの顔を見て買う。外食するのでも、作ってくれた人に直接お礼の言える場所で食べる。をモットーにしています。食育と、ご近所付き合いににもなりますし、自分たちの稼いだお金が地域の活性化に繋がるし、一石二鳥と考えます。
5・多様なひとの住む地域
インターネットの発達により地球はどんどん小さくなって、日本という枠組みの外に出やすい世の中になっています。逆もしかり。多くの外国の方が日本にいらっしゃいます。
わたし自身が東京隣県のベットタウン。均一的な中級階級の市民の住む街で育ちました。表立った差別はありませんが、今思うと閉鎖的な街だったという印象があります。
地元愛は大事ですが、保守的でよそ者を寄せ付けないというのには違和感があります。なので、わたしは多様なひとの住む街で暮らしたい。と常々思っていました。
今住む街には小さなモスクがあり、ハラール食材の売られている商店がたくさんあります。肌の色、目の色の違いはもちろん、民族衣装をまとっている方もよく見かけます。インド料理、ベトナム料理、タイ料理、、、など外食店もバラエティに富んでいます。
息子の保育園にもネパールの方や中国の方など園児の一割くらいは外国籍のお子さんがいます。文化の違いは保育士さんには大変なこともあるかもなぁとは思いますが、子供達にとっては最高のロケーションと感じます。0歳から一緒にいたら、戦争のニュースを見ても差別的な心を持つことはないでしょう。インターナショナルスクールではないけれど、多国籍なのはとてもありがたい。
わたしもネパール人のママ友ができました。若くして片道切符で日本に来て子育てしている。すごいなぁ。彼女と話すとわたしもとても勉強になります。
そのほかにも、
公園や、自治体の運営する区民ひろばの有無。など子育てする上であってよかったものはたくさんあります。
生活する上で大事にされているものは人それぞれ。
私たちは「効率よくスムーズに」生活できて、成長できる場所を選びました。
家賃は2DKの築30年越えのマンションで13万円。決して安くありません。
安くありません、が。車の維持費や、保育園の延長料金、ファミサポを利用せずとも自分たちの力で立ち回れる範囲なのでプラスαの出費はほぼゼロです。
例えば郊外で8万円の家賃でも、車の維持費(ローンや駐車料、保険料、ガソリン代)に4万円、保育園の延長利用やファミサポさんに1万円かけていたらあっという間に我が家と同じお金がかかっています。
パパも20時前に帰宅できるので(本当はもっと早くに帰ってきてもらいたい苦笑)家族で夕飯を食べ、お風呂に入ることが可能です。
パパは帰宅が22時、帰ってきたら子供は眠っている、、、ことはありません。
その場合、ママはワンオペ育児。大人一人いるのと、いないのとでは大違いです。
そんな家族との時間を大事にするためにもコンパクトな生活はおススメです。